2014年7月30日水曜日

夏休みの自由研究

「紙を折り曲げると ...」という話が、また出ております。

1枚の紙を103回折り畳むと宇宙と同じ厚さになるって知ってた? - Gizmode
http://www.gizmodo.jp/2014/07/1103.html

小中学生の皆さんは御存知ない方も多いでしょう(そもそも、小中学生が当blogを見に来るのか、という疑問は置いておきます)。詳しい内容は、上記事を熟読の事。

で、「電卓情報」としては、もう少し「余計な」話を関数電卓で計算して見ようという具合です。

この紙をA4とした場合に、折りたたんだ紙の「面積」は、果たしてどうなのか。1回折りたたむと、面積は半分になりますから、103回折りたたむと、面積比は1/(2^103) = 9.86x10^(-32) となりますわな。A4の紙は297x210 [mm^2] であるから、6.15x10^-27 [mm^2] 。

この数字をもう少しイメージしやすい値にすると、こんな感じですね。

297/(2^52) * 210/(2^51) = 6.59E-14 [mm] * 9.33E-14 [mm] = 6.59E-17 [m] * 9.33E-17 [m] = 65.9 [am] * 93.3 [am]

* am (atto meter) = 10^-18 m

とても小さい数値である事が判ります。Wikipedia の「長さの比較」によると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E3%81%95%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83

10^-16     100 am     850 am     陽子の半径(有限の大きさを持つ物質のうち、現在、具体値が知られている最小の大きさ)

となっていますネ。件の「折り曲げた紙」の辺は、これ(陽子の半径)よりも小さい。こうなると果たして「折り曲げた」事になるのか ? ウーン。

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