2013年5月26日日曜日

円安、マンセー

アベ宰相は円安誘導でクロダにカネをバンバン刷らせているとか。しかし、刷ったカネは国民経済に回るのではなく、米国債や国債、果ては輸出企業の株式まで買って、輸出企業の応援をしている。で、輸出企業は海外に工場を作り、人的資源も海外の労働者を使うので、労賃は国内に入ってこないし、輸出企業の収益も国内には入ってこない。法人の多国籍化を推進してきたツケが、これ。輸出企業の株価は跳ね上がっており、これで「景気が上向いた」という事になるんですから、アベセンセーもやってくれる。国民生活そっちのけ。株やっている人は、少しは景気が良くなったと喜んでいる様ですが、投機なんてすぐに株価が変動しますから、シロートが手出しすると痛い目にあってしまう。

一方、円安になれば、海外から輸入しているものの値段も上がって来ます。6月からは小麦も値上げで、パンとかの値段も上がってくる訳です。また、100円ショップの品にも影響が出てきます。100円ショップなんですから、値段を変えるわけにも行かず、すると、品質が劣化していく事になります。
100円ショップの電池は結構安いので、お世話になっている方も多いでしょう。私の場合、HP50gや35Sなどの電池はすべて100円ショップのものです。三菱のCR2032が2ケで105円なんですから。でも、こうした庶民にウレシイ100円ショップの品も、円安のために品質が劣化していく。以前、100円ショップで関数電卓が売られる日、というロマンを書きましたが、こうした事も、海外では実現するにしても、この日本では実現しそうもなくなって来ました。残念な事ではあります。

ネトウヨとかは「アベノミクス、円安、マンセー」と声高に叫んでいる様ですが、大手の電機メーカーの品を買っても、その収益が国内に回って来ないのですから、外国製品を買っても同じです。で、この先にはTPP=平成のHALノートも控えている。さて、どこへ行くのでしょうか。

追記 on 2013/05/31

Appleが為替レートを改定、製品やアプリの値上げはまもなくか?! - 気になる、記になる…
http://taisy0.com/2013/05/30/16944.html

言わんこっちゃない。来月から小麦も値上がりで、食パンやスナック菓子なども値上がり。せんべいもタイ米を使っていれば同じく値上がり。
しかし、輸入食品の多くが値上がりすれば、GDPも見掛け上は上昇するので「アベノミクスの効果が出た」と景気回復宣言で、今度は消費増税。

現役女子大生の“けしからん”ボディー - ゲンダイネット
http://gendai.net/articles/view/photo/142611

ではなく、

労働時間「異次元緩和」でブラック企業大喜び - ゲンダイネット
http://gendai.net/articles/view/syakai/142596

使用者の珍棒年俸は上がるのかも知れないが、労働強化でも労働者の賃金は上がることなく、庶民の懐が劣化していくので、ますます経済はやせ衰えて、不景気が亢進していく。何が嬉しいんだか。

2013年5月1日水曜日

HP Prime に関するネタ

先日、登場が伝えられたHP Primeですが、既にMoHPCでは、様々な情報が出ています。

Color calculators - MoHPC
http://www.hpmuseum.org/cgi-sys/cgiwrap/hpmuseum/forum.cgi?read=242883#242883

ここによりますと、どうもHP PrimeのSPECが出ているらしいサイトのアドレスがあります。

CALC BANK
http://www.calc-bank.com/index.php?mod=news&ac=commentaires&id=1913

コピペ

• Display 3.5 "multi-touch (320 x 240 pixels)
• 65,536 colors (16 bit)
• Processor ARM9 400MHz
• 256 MB of flash memory
• 32 MB of RAM
• Rechargeable Lithium-Ion Battery
• Body in brushed metal
• Dynamic Geometry
• Enter data in algebraic mode, RPN [/ b] and Textbook
• CAS
• [b]Wireless (requires optional accessory)

QVGAなのね、スクリーンが。カラーとなったので充電池は仕方の無い所。

一方、9月に開催されるらしいHHC 2013では、このHP Primeを「第5世代」と位置づけている模様。

HHC 2013
http://hhuc.us/2013/

HP50gが確か 75 MHzのARMでしたから、クロックは5倍以上になっております。実際、このクロックはある意味「異常」で、上記のCALC BANKの比較によりますと、TI Nspire CXの133 MHzよりも早いとなっております。
ハードウェアはすんごいものになっている。では、ソフトウェアの方は ?
ENTERキーがあるのでRPLなのか、とも思うのですが、ビデオを見ると、これはカラー版「39gII」なのではなかろうか、と。

HP39gII
http://www8.hp.com/jp/ja/products/calculators/product-detail.html?oid=5154837

そうだとすると、50gの後継機ではなさそう。さて、実際の所は ? これも新学期シーズンの9月に御目見得なので、それまで待つとしましょう (ただ、39gIIのカラー版だとすると、日本ではムズカシイノカナ、Julyサマ。ソロソロ、バイヤー様向ケニ内覧会ガアルノデハナイデショウカ ... ?)。