2013年1月22日火曜日

こんなAppがあるそうです

往年の「ポケコン」がiOSアプリで復活 BASICをポチポチ打てる - IT Media
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/21/news058.html

一応「ポケコン」という事ですが、もちろん、iOSのAppなので、CASIO/Sharpのどちらでも無い機種です。悪くはありません。ポケコン世代オヤジのノスタルジーを惹起する、なかなか興味深いものです。機能も充実している様で、なかなか面白そうです。
しかし、当blogでは「ウーン、どうなんかな ?」と。任天堂DSのBASICの「2匹目のドゼウ」を狙ったものなのか、と思われ。

DSのポケコンBASICは、かなりDSの機能を使えるもので、多くのオヤジユーザーがゲームなどを作っていると言います。しかし、このポケコン・シミュレータでは、加速度センサーなどが使えるものの、iPhoneの機能、というよりは、「仮想ポケコン」の機能を使う程度に留めている。なので、昔のポケコンゲーム程度ならば作れるのでしょう(メモリは潤沢)が、それだけ。
しかも、タッチスクリーンデバイスですから、画面に設けたボタンは余り押しやすいものではないでしょう。iOSなので、Androidよりタッチ操作はマシかも知れませんが。

このAppの製作者は「そりゃ、昔のポケコンを再現するものですから」というのでしょう。なので「実用性は求めない」。しかし、ポケコンは当時、関数電卓の延長として登場した事もあって、それなりの実用性はあった筈なのです。しかし、今日のApp製ポケコンには実用性が求められない。そこが悲しい。
一方、何でまたこういうAppが登場したのか。それは、ポケコン製品が「過去の遺物」になってしまったから、なのでしょう。しかし、一定のポケコン人口は未だ居るはずで、だからこそ、DSのBASICが登場した筈なのです。そこを考えて、電卓メーカー様には、一刻も早く今日的ポケコンを発売して欲しく思うのです。

2013年1月10日木曜日

謹賀新年 2013

昨年も色々とありましたが、今年も宜しくお願い申し上げます。

さて、昨年末にこんな電卓が出ていたそうです。

fx-995ES - CASIO
http://casio.jp/dentaku/product_list/products/?m_no=308

「ただの」関数電卓、といってしまえばそれまでなのですが、機能をみると、少々興味深い項目があります。

* 素因数分解機能
    最大10桁までの自然数を素因数分解して、結果を表示します。

* 元素周期表
    グラフィックで表示された周期表テーブルより、原子量を求めることができます。

* ポアソン分布計算
    ポアソン分布や二項分布など、7種類の確率分布計算モードを搭載しました。

これは面白い ! フルピクセルの液晶を使っているので、元素表の表示も出来る。開発者の「愛」を感じる製品です。

しかし、

* 土地家屋調査士試験対応
* 日本PE・FE試験協議会認定

という(バカげた)制度に対応しないとならないので、プログラム機能などは載せられない ... のか。残念。

なんで「バカげた」という口汚い物言いになってしまうのか。後でみっちりと書こうと思うので詳細は割愛しますが、こうした資格を取ったら、実際の業務ではPCの表計算とか使うわけですから、電卓やプログラム機能くらいいいんじゃないか、と思うのですヨ。「資格を取るまでガマン、ガマン」ちう事なのでしょうが、ならいっそのこと、電卓も禁止したらよかろうに。