2012年8月26日日曜日

予言(?)


少々、おどろおどろしいタイトルですが、御容赦を。

どうも、CASIO, Brother, EPSONあたりから、安価な(10万円以下) 3Dプリンターが登場するのではないか、と思えるのです。

早ければ年内か来年中には。出てくんないかな ?

2012年8月17日金曜日

Sharpの電卓はどこへ行くのか

シャープ エアコンやコピー機事業を売却検討(08/17 11:32) - テレ朝
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220817020.html


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 悪化する経営の立て直しを急いでいるシャープですが、その商品は、テレビやエアコン、コピー機、そして太陽光発電システムなど多岐にわたります。そのシャープが、コピー機やエアコン事業を売却する方向で検討していることが分かりました。

 関係者によりますと、シャープが事業の売却を検討しているのは、コピー機など情報機器事業やエアコンをはじめとした空調機器事業です。シャープは今後、冷蔵庫や洗濯機などの生活家電事業や液晶パネルなどに経営資源を特化し、生き残りを図ります。シャープは主要事業が多額の赤字に陥っていて、2013年3月期の最終損益も2500億円の赤字を見込んでいます。今月2日には5000人規模の人員削減策を打ち出していますが、主力銀行からは、さらなるリストラの検討を迫られていました。
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かつて、電卓ではCASIOと並んで2強になったSharpですが、この報道の通りだとすると、電卓事業も売却、という可能性があります。

当方、以前にSharpのポケコンを買った事があり、結構愛用しておりました。機械語でチマチマとコードを書いて、ポートにつけたLEDをピコピコさせたりする実験をやった憶えがあります。CASIOのポケコンでは機械語の情報が出て来たのが一部機種のみで、大掛かりな改造などをしないと、ハードウェアをいじる、という事はなかなか出来なかったのですが、Sharpのポケコンでは、入門程度の事から出来たのですね。それが、先日まで販売されていた工業高校向けのポケコンに至っていたりするのだと思います。
所が、最近ではポケコンも流通在庫のみらしく、電卓も今ひとつ奮わない感じになっておりました。

先日来、台湾社との関係で株価が相当落ち込んできたSharpですが、いよいよ大変な事になってしまった様です。
Sharpについては「どうせ新しい電卓は出さないだろうよ」と散々罵ってきた当blogですが、それは家電などでも収益を上げている大手なので、それこそ今では片手間同様にしかやっていないかの様な電卓事業、いずれは「原隊に復帰せよ」と、そろりそろりと巻きなおしをするのか、とどこか期待しておったのです。しかし、実の所は「火の車」だった。

電卓については、既に縮小方向だった様ですが、他にも電子辞書や携帯電話・スマートフォンあたりも情報機器事業という事では、Sharpの手から離れる方向なのでしょうか。既にフィーチャーフォンの頃から「ケイタイも儲からない」と、各社は事業を統合していましたが、Sharpは独自にそこそこやってきた。今になって、身売り、とは、チョット悲しい。

台湾社との関係で、遠い将来、Sharpは全社まるごと「バルクセール」になるのか、と思っておりましたが、実際には「量り売り」になってしまった。いや、これは始まりに過ぎず、残りは更に時間を掛けて、という事かも知れません。

とは言え、リストラの末に、「製品に愛情を込められない」会社は、製品の売上が細ってしまうのですから、こうなってしまうのは道理なのかも知れない。当方は高機能関数電卓についてばかり、こうした主張をしているので偏見はある訳ですが、では、他に「これは面白そうだ」という製品があったでしょうか。液晶TVにしたって、スマートフォンにしたって、少しは売れておった様ですが、それは残存者利益に近いものであって、スマートフォンについてはSamsungがシェアを取ってしまった現状では、やはり「これは興味深い」という製品を出せなかった、そこには製品に対する愛情が欠如していたちう事になりますまいか ?

311以降は福島県周辺にはホソノ汁=放射能がぶちまけられてしまい、多くの農産物に放射能が含まれてしまった。事故があって早々、あるお豆腐屋さんは「放射能の入った大豆を使って、安心な豆腐を作ることは出来無い」と、豆腐店を廃業したという話があります。それは、豆腐に愛情があったから。しかし「放射能なんて大した事はない」という政府の方針で農産物を作っていたら、放射能がしこたま含まれてしまった多くの農家。
確かに、農家の皆さんも愛情込めて育てられた作物ですし、一見、何ともないのですから。これが売れないというのは不条理、不可解だとは思います。しかし、東電のばらまいたホソノ汁・放射能が入ってしまった。ホソノ汁は目に見えないし、一見、作物にも何らの影響もなさそうですが、サソリの毒とホソノ汁は「後で効くのよ」。そうした事が、農家の皆さんもどこかで知ってはいる筈なのですが、政府が「安全」というから、そのまま生産、出荷してしまう。首都圏の生活者はホソノ汁農産物にむしゃぶりついてしまう。これこそ「政治とは生活である」。で、長期に渡って内部被曝を起こす事になり、国民の健康は害されていく。また、一部の消費者は「放射能は心配」だから、ホソノ汁に汚染されていないと思しき農産物を買い求めるため、ホソノ汁農産物の売上は減ってしまう。いくら「愛情」を込めても、それは「オレの製品は正しいのだ」ではなく、「買ってもらいたい」という方に向いていなければ、消費者は買ってくれない、そういう事です。中国などへ果物を出荷する農家もありましたが、それは中国の人も「この果物は素晴らしい」といって買っていたのです。しかし、今日では「放射能があるからね」と、出荷しても受け入れてくれない。

「放射能なんて大した事はない、放射能が危険、というのは<放射脳>」とうそぶいておる輩が多くおります。しかし、科学・医学の現場では「これからそれを研究しよう」という段階なのです。福島を中心とした多くの人々が、長い時間を掛けて研究される。そういう状態だからエートスマンセーなんて事になる。経済は大切ではありますが、それは国民の生活があっての経済なのであって、と思っていたら、一部法人に寄与するばかりで、「放射脳」という言葉で多くの国民の健康まで搾取されてしまうこの状態は、どうなっているのか。国民総動員法。これはやはり戦時体制なのか。一部財閥だけが儲ける。バーローッ !

2012年8月3日金曜日

CASIOミニは発売40周年

世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」発売40周年記念キャンペーン
http://www.casio.co.jp/release/2012/0802_CASIOMINI_40th/

40周年キャンペーンだそうです。電卓製品のバーコードを送ると、抽選でカシオミニを模したミニチュア復刻版が400名に当たるとか。
一方、fx-5800pは、2007/12にはベンチマークレポートを掲載されておられるblog様があり、登場してかなり時間が経っているので、そろそろ後継機が登場したりしないかな ?

fx-5800pは十分高性能、多機能なので、これはこれでウレシイ製品なのですが、先日、教えてサイトに「fx-5800pの自然表記は、どうやって通常の表示にするのでせうか」みたいな質問が出ているのを見て、少々考えてしまったのですね。
この質問者は、自然表記よりも数値をすぐに知りたい、という事で、こうした質問を書いたのだと思います。確かに、関数電卓の多くは、そうした利便で使われるもの、特に実務の現場ではそうでしょう。fx-5800pの取説を見れば、キー操作で簡単に切り替えが出来、更に、モード切替を設定する事で、最初から結果を数値表示にすることも出来ます。しかし、CASIOとしては、より高機能な製品として、もっと自然表記を利用してもらいたいという「愛」から、こうした製品を開発、販売した。そこを買いたいのです。
fx-5800pはかなり機能があって、その割に思ったよりは低価格。ソフトウェア面も正規分布関数があったり、行列計算能なども充実していますが、ハードウェア面も単4乾電池1本でFlashメモリの書き換えを可能とした上、高速演算。そして、数式表記の都合にしか貢献していないとは言え、フルピクセルの液晶画面と来ているじゃないの ! プログラム機能もそこそこ充実しているらしく、この「名機」でプログラミングを楽しんでおられる方々も多くいる様子。こうした辺りを見るにつけ、fx-5800pこそは、21世紀のfx-502Pだったのか、などと思うのですよ、勝手に。
しかも、「実務のfx-502P」とは違い、これこそは計算リテラシイを向上させるべく存在するものであり、実務の現場よりも、むしろガキに与えた方がいいのではないか、などと思うのですね。それは数式教育向け、数学教育向けとして !
「ン百円関数電卓」という「世迷言」を書いた当blogではあり、そこに匿名様のコメントとして「やはりプロ電がいいですよね」という御意見を戴きましたが、fx-5800pこそは「まさにソレか」と思えるのです。思ったよりも安価に入手できる様ですし。しかし、ガキ向けとなると、もう少し機能があってほしい。それは、やはり「グラフ機能」だったりしますよ、匿名様も申しておりますが。
その昔のfx-502Pには、プログラムをCMT(カセットテープですよ !)に保存する時に、命令ワードに固有の音階を割り当てていて、「音楽再生機能」を実現したとか言います。当時の開発資源を考えたら、何という遊び心のある製品だっただろうか ! しかし、そうした製品の末裔たるfx-5800pも、実に優れた高機能製品であります。ならばこそ、これから発売されるであろう後継機種には、ゼヒともグラフィクス機能、そしてリアルタイムキー入力機能を盛り込んで欲しい、と思うのです。そういうオモロイ製品を出せば、ガキ共も買ってくれるのではないか、などと思うですが。

Akira様は「今どきのガキは、DSのBASICも買わないのではないか」と申しておりました。確かに、今のガキ共はゲームに対する審美眼は高くなっているので、こうした製品に目もくれない事はあるでしょう。しかし、昔BASICパソコン、ポケコンで育ったオヤジ共にはDSのBASICは売れているというじゃあないの。オヤジが買って面白がって使っていれば、そのガキも興味を持つかも知れない。と、そこに希望をつなぐというのだけでは余りにカナシイのですが、売れるとなれば、こうした経路も考えてみてはどうなのか、と。それが営業努力だったりするのではないか、などと思うのです。
その昔、当方がガキだった頃の話ですが、父親に簡単なおもちゃを作ってもらって、大変嬉しかった記憶があります。今日のプロ電は、そうした契機にもなりうるのではないか、と。

40周年記念で、こんなキャンペーンをやってくれるCASIO様なら、この先も電卓製品を開発、販売し続けてくれる事でしょう。そういう事で、期待してしまうのです。お願いします !!