2011年1月23日日曜日

Androidマシンの襲来に備えよ

余り電卓とは関係なさそうですが、最近気になるのが、CESでも大挙して発表されたAndoridマシン。多くはタブレットマシンでした。
しかし、最近では外国製のAndroidマシンがポツポツと発売されています。

フルHD動画も再生可能、Android搭載の超ハイエンドMP3プレーヤー「COWON D3 plenue」 - Gigazine
http://gigazine.net/news/20110122_cowon_d3_plenue/

Android搭載で音楽以外も楽しめる安価なプレーヤー「Creative ZEN Touch 2」が発売へ、GPS搭載モデルも - Gigazine
http://gigazine.net/news/20101207_creative_zen_touch_2/

日本のメーカーは携帯電話向けばかり、Androidマシンを開発しております。中には、S社のパゴスやN社のSmartiaなど、携帯以外のものもありますが、多くはやはり「携帯」なのです。
しかし、海外社は携帯以外でも色々な製品にAndroidを載せて来ます。上記の2種はMP3プレイヤーです。また、Samsungなどは「Galaxy player」という製品を海外では出しているそうです。

Galaxy playerもディジタルプレイヤーなのでしょうが、web閲覧機能なども充実しており、個人用のITデバイスという具合になっております。

本邦では、無線LANの充実が諸外国に遅れているからなのか、やはり無線LANだけで携帯機能を持たないデバイスしか「作らない」という風潮の様ですが、果たしてそれはどうなのでしょうか。もちろん、携帯電話の電波を使ってwebに繋がれば、無線LANだけの端末に比すれば、より広い範囲での利用が出来るのは確かです。特に本邦の様に無線LANスポットの普及が著しく劣る場合には、その言は正しい。それでもAppleは昨年、3GなしのiPadを本邦の市場に投入しました。3GなしのものがiPad全体で占める割合は確かではありませんが「3Gがなければまったく売れない」という事はなかったと思います。

また、Androidを採用するスマートフォンはそれなりに売れたとは言われておりますが、一方、日本通信に言わせると「今まで携帯各社が販売してきたスマートフォンは<プレミアム>もの、当社が発売するのは<普及価格帯>スマートフォンだ」みたいな事を言っていて、それで販売したのがHUAWAYの「IDEOS」だと言います。Androidスマートフォンとしては若干見劣りがしなくもありませんが、それでも、他社の携帯に比して通信料が割合安くつくため、各所で取り上げられています。01/20からは低価格でIP電話サービスも使えるとあって、また注目される事でしょう。

iPadなどは、若年層以外にも、高齢者に意外と受け入れられているとも言われます。それは、PCの様に面倒な操作が必要なく、直感的なタッチオペレーションが使いやすいからで、それがあったからこそ、Androidのタブレットが大挙してCESでお披露目になった、と考えてよいと思うのですが、一方、本邦ではまだ、特殊なパゴスなどの製品を除くと、多くは携帯。しかし、海外社はタブレット以外にもMP3プレイヤーなど、様々な製品を開発しています。これは、おそらく「Andoridを(情報家電の)組み込みOSとして使おう」という発想なのではないか、と。すると、今後は様々な製品が登場する事になって来るのではないか、そんな気がします。

携帯ばかりを作っている日本のメーカーも、実は結構大変だったりするのではないか、と思えるのは、最近では携帯電話もかなり普及しているので、新規購入は余り多くなく、買い替えばかりとなっています。そこで、新しい携帯、スマートフォンだ、としてAndorid携帯の開発、製造に血道をあげているのですが、実際には余り売れていないので、メーカーも合弁会社を作って、そこで製造しています。そうしないと「儲け」が出ないからです。昔は各メーカーが地道に携帯電話も開発していたのですが、今は合弁会社で作っているので、大して開発費を投じる事なく開発している。合弁会社の方では一所懸命やっているのでしょうが、それでもたかだか知れています。それは、実質、メーカーが淘汰されてしまったのと同じなのであって、これでは海外社の製品をキャリアが採用する、という実態に繋がってしまうのです。
日立とCASIOが合弁会社を作り、携帯を製造していました。日立あたりはなかなか売れる製品を出せなかった事もあって、撤退するよりは増しな判断だったのでしょう。それはそれで麗しい話ですが、そこへ今はNECまで入って来たそうです。3社ですよ。しかもその一つはNECだって。同様に、携帯電話の製造についても色々な合従連衡があり、実質、数社しか合弁社はありません。それは、「携帯だけやっていればどうにかなる」という幻想に基づいているからであると言って良いのではないか。

S社は既にパゴスという珍奇な解答を得てしまったので、その方向で進んでもらうしかないのです(いずれ方向を改めるにしても体力があるから大丈夫じゃないの ?)が、一方、海外ではカラー関数電卓という、非常に面白い製品を投じたCASIOについては、何処か期待しているのです。「Androidグラフ関数電卓」というのは無理かも知れませんが、ディジタルカメラでそれなりの成功を収めているCASIOだけに「マルチメディアAndoridディジタルカメラ」みたいなのを出してくれると面白いんだけれどねぇ。
MP3などの音楽も聞けてディジタルカメラでスナップ撮影、撮った画像を無線LANですぐにwebへアップ。そんなパーソナルなディジタルデバイス、何だか面白いとは思うのですが。3G要らないから安くできると思うのよ。

こういう「怪しげ」な製品、なかなかないねぇ。昔はこんなものばかり作っていて、それが今日の日本メーカーを作り上げたと思うのですが。「不況ですから買う奴がいない」。あぁ、そうですか。残念。

2011年1月11日火曜日

久しぶりにSysRPLのプログラムを書いてみました

スタックにつぎのソースを書き出し、MASDにてコンパイル、EVALキーで実行してみて頂戴 !

"!NO CODE
!RPL
::
TURNMENUOFF
CLEARLCD
GBUFF

77 0 DO

65 40 INDEX@ CircleW
65 40 INDEX@ #1+ CircleB

DO>LCD
DOLCD>

LOOP
SetDAsTemp
DROP
;
@"

実行後はブランクスクリーンで止まるので、適当なキーを押して終了します。

まあ、中身は大したもんじゃないんですけどね。それでもヒーヒー言いながら(?)書いたんですよ。褒めてやって下さい。

MASDの使い方は、拙稿を御山椒。

2011年1月10日月曜日

SysRPLの勉強中 ...

というのは、最近になってSysRPLの読みやすそうな入門文献を見つけた事もあって、再びSysRPLの研究を始めたからでした。

以前に「Programming in SysRPL」という文献について触れ、それを元に勉強を始めたのですが、なかなか英語も難しく、頓挫しておったのです。別の文献をみて、少し判りかけてきたのですが、それはもう少ししたら書きたく思います。

で、「Programming in SysRPL」ですが、ここに「CircleB」という円を描くサービスが掲載されていて、これで円を描くと早く描ける、という話を書きましたが、その近傍に「CircleG1」など、grayscaleのグラフィクスを扱う命令が載っております。所が、これを単純に使っても、grayscaleは実現されません。
そこで、画面の初期化をすればどうにか使えるのか、などと考えたのですが、どうも現状のSysRPLではどうなのか、未だに良く判らない始末。困ったものです。少し古い情報では、ハードウェアが対応していてもSysRPLは対応していない様な記述がありましたが。

当面はHP-GCCでコードを書くしかないのかしらん。

で、HP-GCCの情報を含め、HP50gの使いこなしに関する大変有用な情報が掲載されております「はるまき様Wiki」ですが、2010年度(と書かれていたので、3月まで ?)には公開が終了されてしまう様なので、未見の方などは早めの訪問を !

2011年1月6日木曜日

SysRPLの文書を手直ししました

以前から公開しているSysRPLの文書ですが、久しぶりに研究を始めようと、当方も自分の文書ながら読んでみた所、細かい所で誤りがありまして、手直ししました。

読んでいる人がそれほどいるとは思えないのですが、読んで「参考にならなかった」と思われましたら、申し訳ない。スマソ。そんな事で、右側のリンクからどうぞ。

2011年1月2日日曜日

謹賀新年

明けましてお目出度う御座居ます。

今年は「辛卯」の歳だそうで、「からい、つらい」事が起こるとも言われておりますが、同時に色々と「変動期」という事でもあるのかも知れず、卯の様に跳躍する事も必要なのか、などと考えたりして。まあ、占いのいう事なのでアテにはせず。のほほんとやって行きましょうか。

昨年はCASIOがカラーグラフ電卓を世に問うてしまいました。今年の電卓の状況についても何か面白い事があるのではないか、と密かに期待しております。

今年も宜しくお願い申し上げます。